2008年4月2日 晴れのち嵐
朝、5時に起きて、朝食を取り、着替える。
正直相当眠かったが、頑張って仕度をして、真っ暗の中駅に向かいCityへ。
Cityへ到着し、まずCitybankのATMでお金を下ろす。
これは無事におろせたのでよかった。
そして待ち合わせ場所のMercure Hotelの前へ。
しばし待ってもこなかったので、電話してみたいたら、ピックアップのお兄ちゃんが来た。
少しピックアップの兄ちゃんと話していたら、
まだ来て1ヶ月だって言うのに、英語うまいね~と言われた。
まだまだっすよ・・・って言っておいたけど。
そしてバスへ乗り込む。
バスは多国籍なお客さんばかりであった。アジア系、ヨーロッパ系諸々。
そして最後のほうのピックアップで、日本人とおぼしき人達も数名乗ってきた。
バスはまずGeelongの街へと走っていく。
途中バスの運転手券ピックアップ系ガイドの兄ちゃんが、
今日はかなり風が強くなるらしいので~と言っていたが、
所詮はメルボルンの天気だとたかをくくっていた・・・
Geelongの街へ着くときには少し天気が悪くなってきていて、
曇りと、軽く雨も降ってきてしまっていた。
まずはアボリジニの文化館のようなところで、アボリジニのことを説明してもらいながら
コーヒーとビスケットを数枚ぱくついた。
そしてそのアボリジニについて説明してくれたごっつい兄ちゃんが、
デイジュリジュも吹いて見せてくれたけど、かなりすごかった。
ずっといい音を出し続けるには、循環呼吸をしなければいけないらしい。
鼻から息を吸いながら、口で息を吐くという難しいこと。
そして資料館やおみやげを見て、次の場所へ移動。
その後バスは走り、サーフィンでとても有名な町へ
そこでしばらくビーチを見る。
数多くのサーファーが来ていたけれど、皆帰るところであった。
今日は風も強く、あまり良くないのかもしれない。
次にバスはGreat Ocean Roadへと入っていく。
1つのBeachへと到着。
ここはとても広くて落ち着いたBeachであった。
すごく綺麗な薄茶色の砂と、海の広さがとても綺麗だった。
そこで、アジア系の顔の女の子の写真を撮ってあげた。
もっと時間があり、天気がよければとてもよいBeachであっただろう。
次に来たのは、天然のコアラがいるという山へ。
ここはコアラも保護しているので、決して触ることなどは許されない。
すごく低いところに、コアラがいたが、
山に入っていくと、ところどころにコアラが眠っていた。
木の上でしょっちゅうコアラは寝ているようだ。
すごく風が強くて外に出られなかったのは残念である・・・
最後に山の下の木の上にいたコアラを間近でみることができた。
そのコアラは一心不乱にユーカリの葉っぱを食べていた。
今日は天気も悪いせいか、そのコアラを間近で見せてくれたけど、
どうやら、すごくストレスを与えてしまうから、あまり近づいてはいけないらしい。
そして、バスはLunch timeを取るために、Beach沿いの街へ。
そこではすでに、雨が結構降ってきて、風も次第に強くなってきていた。
お昼はFish & Chipsを食べることにした。
味はまあまあといった感じ。Chipsの量が多すぎて、全部食べたら胃もたれしそうな
感じがしたので途中でやめて、かもめにあげた。
そこでアジア人の子に話しかけたら、その子は台湾人だった。
それに初めて他の日本人のカップルとも話をした。
男性は、ワーホリでもうそろそろ1年になるらしく、2年目を申請中で、現在
ブリッチングビザ中らしい。
11ヶ月ほどファームで仕事をしながら、移動しているという人だった。
せっかく働けるビザなので、ファームなどで働いて生きていくといっていた。
かなりたくましい人だと感心した。
その人と「今日はちょっとダメな日に来ちゃったかもしれないね~」と話をした。
その後バスにゆられながら、ウトウトした。
相変わらず雨はすごく、風もどんどん強くなってきていた。
次にRain Forestのスポットに到着したが、雨がひどかったのでバスで待機。
他のお客さんは雨の中でもレインコートなどを着てみて回っていた。
自分は傘などもって来てなかったので、バスの中にいた。
他にも数名バスで待機をしていた。
バスの窓を開け、Rain Forestの匂いだけは味わった。
そしてまた大雨の中バスは走り出す。
そしてバスガイドの運転手の話し声で目を覚ますと、もうすぐGORだった。
そして右手後方には虹まで見えていた。
運良くGORのTwelve Apostlesに着いたときは、雨が降っていなくて、晴れ間にいた。
バスを降りさっそく、12使途を見に。
View Pointにつくと、あの12使途の岩が綺麗に拝めた。
かなり残念な天気だったので、見れないかと思っていた分、
くっきりと見れたのもあり、かなり感動してシャッターを切った。
だが、相当な風の強さだった。
ゴォーゴォーと風が吹き荒れ、本当に嵐のようだった。
View Pointに着くまでもやっとといった感じで、吹き荒れる風に翻弄された。
さえぎるものが何も無いので、風は直接体に当たり、
踏ん張らないと飛ばされそうなくらいの風速。
しかも海の風なので、海水と、砂交じりの風が観光客を襲った。
正直あれは、本当にやばいと思うくらい殺人的な風の強さであった。
逆にその状況に入れるのが少々楽しかったけれど。
あまりの風速に写真を撮るのもやっとといった感じ。
カメラも何度もふいて、とるがなかなかうまくは撮れなかった。
もう1度きたいとは思っているので、写真はリベンジしようとそのとき心に決めた。
何箇所かのPointから写真を撮って、バスへ戻る。手も顔も潮風でべたついていた。
そして、バスは別の岸壁へと向かった。
別の場所でもやはり風がかなり強く、良いタイミングでないと写真が取りづらかった。
ただ幸運だったのは、View pointのときは晴れ間にいたというところだろう。
バスが走行中にはするどい風と雨が襲ってきたいた。
道路にはなぎ倒された木などが、1車線をふさいでいる箇所まであったくらいである。
バスの中ではガイドが、しゃれた選曲で客を楽しませていた。
雨にちなんだ曲をかなり流していて、お客さんも笑っていた。
いくつかのView Pointで写真を撮ったり、オーストラリアの大きさを感じる
ダイナミックな海と岸壁を目に焼き付けた。
とても印象に残る光景が目の前には広がっていた。
その昔、船が沈んだといわれる、岸壁のところは大きくえぐれていて、
そのえぐれた先に小さなBeachができていて、緑色の綺麗な海が見れた。
The Beachと言う映画のシーンに出てきそうな場所であった。
バスが走り出すたび、すごい雨が襲ってくる。
本当に変な天気の日に来たものだとつくづく思った。
最後はLondon Brigeと呼ばれる岸壁を見た。
そこはめがね橋のような形をしていた岸壁であったが、
以前は通れたはずの場所が、侵食され崩れて、通ることができなくなってしまったらしい。
話によると、あっという間のことで、その先に取り残された人が、
レスキュー隊に助けられたと話していたが本当なのだろうか?
そこもかなり壮大な光景が広がっていた。
そしてバスは帰路へと向かう。
正直Day trioだけでは、満足に見切れないといった感じでもある。
やはり1泊か、自分達だけで行くほうが満足に見れて楽しいかもしれない。
ささっとオーストラリアの雄大さを満喫するには十分だと思うが。
帰路は天気は回復して、雨などはもうやんでいた。
ただ雲は厚く黒い雲がどんどん移動していた。
雲の隙間に落ちていく太陽であったが、夕焼けは拝めなかった。
帰りに1つの街で停車し、夕食を取る。
小さい街でたいして食べるところが無かったので、Macで夕飯。
こちらにきて初めてMacを食べた。
どうやらハンバーグの肉はオージービーフらしい。
まあジャンクフードの味はどの国でもそう大差はないようである。
そしてバスは街へと向けて走っていった。
途中で寝たり起きたりを繰り返しながら、夜景を眺めた。
街へと近づき、ツアーも終了へ。
かなりすごい天気であったけど、見所では晴れてくれたので悪いツアーではなかった。
バスでCityにつく頃、Yumiから電話が。
何かと思ったら、なんと今日の嵐のせいで各地停電などしたらしく、
我が家も停電していて、真っ暗だよ!と言う。
そして電車ももしかしたら動いてないかもしれないので、心配だからといって
電話をくれたのだ。
まさかあの嵐のせいで、メルボルンの街までそんな事態になってるとは知らなかった・・
だが電話をしている最中、ちょうど電気が復旧した。・
メルボルンのCity内では電気がついていたが、郊外では各地停電だったようだ。
そして一応Flinders Stationでバスを下ろしてもらいツアーは終了。
電車の掲示板を見ると電車はなんとか動いていそうだった。
その時ちょうどHaさんからも電話があり、心配だから電話をかけたといってくれた。
外も寒いので気をつけて帰ってきてねといってくれた。
なんとも優しいそして、すごくいい人達に恵まれたものである。
電車はかなり遅れていたようで、1時間待ちくらいだった。
もしかしたら動かないのでは?と心配になってEikoにも助け舟を出そうかと思っていた。
なんとか電車はやってきて、約1時間待ちで出発。
無事に我が駅Oakleighへと向かってくれたので本当に良かった。
途中のCaulfieldの駅は真っ暗で停電したままだった・・・
そしてOakleighについて帰宅。
リビングに行くと、MoonさんやMaiがいて、本当にすごい状況だったと話してくれた。
そしてあなたはLuckyだとも言っていた。
電気が使えなくなったので、キャンドルで過ごしたけど、
ガスも中々使えないし、料理も満足にできなかったらしい。
エアコンも入らないのですごく寒くて大変な状況だったと。
Haさんにも、Moonにも無事に帰ってきてよかったわ~と言われた。
外は寒いし嵐で大変だったから心配したといってくれた。
まさかこんなにすごい嵐が襲ってくるとは本当に思っていなかった。
初めて入ったGOR。
オーストラリアの壮大さにはすごく感動を覚えたが、もっと長い時間滞在したかった。
GORで見る夕焼けも拝んでみたいとも感じた。
悪天候で、ものすごい嵐の中でも、見れたのは奇跡とも言える。
あの強風もとてもおもしろい思い出にはなった。
そしてメルボルンの停電。
家の人達の優しさも感じれた。
本当に良い人達にめぐり合えたな~と心から感じた。
心配して電話して来てくれた、2人はとても優しく、心が温かくなった。
初めてのオーストラリアでのツアー。
ハプニングや、嵐、強風に、虹、壮大さ、そして停電。
なんだかおもしろいことを詰め込んだツアーだったなと感じた。
朝も早くて天気も良いわけじゃなかったけど、
トータルするととても良い、おもしろいツアーであった。
今度はもっと天気が良いときに、綺麗な写真を撮りにいければいいなと思う。
[0回]